ぶどう品種

多様な局地的気候と多彩な土壌を持つオーストリアでは、数百種類の品種の栽培が行われてもおかしくないのですが、しかし、品質第一の考え方を優先して品種の許可を与えています。このため、約30種類の品種のみが公的に「区別」され、クヴァリテーツヴァインおよびプレディカーツヴァインの生産用に許可されています。これらの品種は、収穫量や出来上がるワインの品質という点で、国内ワイン栽培上、それぞれ異なる重要性を持ちます。

 


Grüner Veltliner グリューナー・フェルトリーナー
胡椒のようなスパイスの混じる、リンゴとパイナップルといった果実の香り。辛口から高貴な甘口まで、非常に幅広いワインとなる。
Riesling リースリング
ピーチとアプリコットの第一アロマ。柑橘系の風味に、僅かにエキゾチックなトーンがのる。土壌基盤に由来するスパイシーなミネラル感。キビキビした鮮烈な酸。成熟させるとまた別の魅力がある。
Welschriesling ヴェルシュリースリング
青リンゴ、柑橘類ドライフラワーといったフルーティでスパイシーな香り。生き生きとした酸、スパークリングからトロッケンベーレンアウスレーゼまで、非常に広範囲なスタイルのワインとなる。
Müller Thurgau ミュラートュルガウ
ナツメグの控えめな風味が加わった、優雅で穏やかな香り。マイルドな酸。愛らしく、丸く、若いうちから美味しいワインとなる。
Weissburgunder ヴァイスブルグンダーピノ・ブラン
微妙でいて大柄な風味をもつ、ナッツとスパイス、そして幾分ニュートラルな果実の上品な香り。高貴で優雅。成熟により味わいが向上するため、セラーで寝かしておくとよい。
Morillon モリヨン(シャルドネ
プライマリー・フルーツ・アロマと生き生きとした酸があり、時にわずかにハーバルか、或いはマロマクティック発酵と熟成をオークの小樽で行う国際的なトレンドに追随したスタイルが主流。
Gelber Muskateller ゲルバー・ムスカテラー
ナツメグ、ニワトコの実、柑橘類、そして上品なハーブやスパイスの、ブドウ品種本来の気品ある芳香性に富む。わくわくさせるような、元気の良い酸。食前酒から、エキゾチックな料理への伴侶まで、多彩な使い道がある。
Sauvignon Blanc ソーヴィニヨン・ブラン
ニワトコの実、芝生、イラクサ、パプリカ、グースベリー、赤スグリといった、いろいろな香り。気品溢れる酸。国際的なワイン造りの技法を用いて、高級ワインができる。

Zweigelt ツヴァイゲルト
チェリーとサワーチェリー、各種のベリー、そして控えめなスパイスの、際立ってフルーティな香り。早飲み用の若々しいワインでありながら、チャーミングでフルーティな典型的な傑出した高級ワインまで幅広いスタイルを生み出す。
Blaufränkisch ブラウフレンキッシュブラックベリー、チェリー、シナモン的なスパイスの香り。生き生きとした果実の酸と、際だったタンニンは古典的製法とバリック熟成の双方にとって理想的。すばらしい長熟の可能性。テロワールを明確に表現するワインとなる。
Blauer Portugieser ブラウアーポルトギーザー
中程度のルビー色。ニュートラルな香り。ベリーの軽い風味。穏やかな酸と、低いタンニン気難しさのない、若いうちに飲むのに適したワイン。
Blauer Burgunder ブラウアー ブルグンダー(ピノ・ノワール)
薄めの色調。ストロベリー、ラズベリー、チェリー、マジパンの香り。
上品な酸の構造がある。
St.Laurent サンクト・ラウレント色の濃いベリー類、サワー、チェリープルーンといったフルーツが全面に出る香りにビーツのアクセント。ベルベットのような質感に繊細な酸。上品なダーク・チョコレートの風味もある。
Cabernet Sauvignon カベルネ・ソーヴィニヨン
ニワトコの実、芝生、イラクサ、パプリカ、グースベリー、赤スグリといった、いろいろな香り。気品溢れる酸。国際的なワイン造りの技法を用いて、高級ワインができる。
Merlot メルロー
緑色のスパイス、赤ピーマン、カシスの風味。豊かなエキス分があり、優雅で丸みがあり、バランスが良い。
Blauer Wildbacher ブラウサー・ヴィルトバッハー
白、赤、黒、全ての色のスグリ、葉、ピーマンの香り。キビキビとした酸と屈強なタンニン。主にロゼであるシルヒャーとして仕込まれる。野生種とされる